Folkrock                                   

ロックンロールが機材の発達により、さらにハードな音へと進化していく一方、電気を通さない楽器と、コーラスの美しさを聴かせるフォークロックなんてジャンルも生まれました。

’64年デビューのバーズは’65年、ボブ・ディランの「ミスター・タンブリンマン」のカヴァーでブレイクします。サイケな曲とかカントリー風の音楽もやったりして’73年まで活動します。

バッファロー・スプリングフィードはフォークとゆうかカントリー系のロックバンドで、スティーヴン・スティルスとニール・ヤングにより’66年に結成され、そのスティーヴン・スティルスとニール・ヤングの不仲が原因で’68年に解散します。

’67年にバーズを脱退していたデヴィッド・クロスビーは’68年、バッファロー・スプリングフィード解散後のスティーヴン・スティルスと元ホリーズのグラハム・ナッシュとクロスビー・スティルス&ナッシュを結成します。

クロスビー・スティルス&ナッシュはアコーステック音と3人の息のあったコーラスで人気を博しますが、もう少しロック色を強めるのが狙いでニール・ヤングを呼び、バンド名をクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングとし、めでたくスティルスとヤングはまたしても同じバンドのメンバーになる訳です。

が、しかし結局スティルスとヤングは衝突が絶えず、ヤングは1年いただけで脱退しちゃいます。
結果バンドは活動を停止し、’72年、今度はクロスビー&ナッシュを結成します。

その社会性の強い歌詞も含め、当時のトレンドに逆行していた感のあるフォークソングは、バーズ、バッファロー・スプリングフィールド、クロスビーたらスティルスたらナッシュたらヤング達の功績により、一般に受け入れられやすいようロックと融合し、後に誕生するネオアコースティックへの布石を残すことになります。